Claude Code v2.1.30

変更項目: 19件

GitHub Release

このバージョンの概要

Claude Code v2.1.30 では、PDFの特定ページ範囲の読み込みや、OAuthクライアント認証情報の事前設定など、開発者の利便性を向上させる機能が追加されました。また、セッションのメモリ使用量削減、エラー修正、VSCodeでの複数行入力対応など、全体的な安定性と使いやすさが改善されています。

Added
PDF の読み取りツールに pages パラメーターを追加し、特定のページ範囲 (例: pages: "1-5") を読み取れるようにしました。大きな PDF (>10 ページ) は、「@」が言及された場合に、コンテキストにインライン化されるのではなく、軽量の参照を返すようになりました。
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Added pages parameter to the Read tool for PDFs, allowing specific page ranges to be read (e.g., pages: "1-5"). Large PDFs (>10 pages) now return a lightweight reference when @ mentioned instead of being inlined into context.

関連ドキュメント

Added
動的クライアント登録 (Dynamic Client Registration) をサポートしていない MCP サーバー (Slack など) 用に、事前設定済みの OAuth クライアント資格情報を追加しました。claude mcp add コマンドで --client-id--client-secret オプションが使用可能になります。
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Added pre-configured OAuth client credentials for MCP servers that don't support Dynamic Client Registration (e.g., Slack). Use --client-id and --client-secret with claude mcp add.

変更前

Slack のような一部の MCP サーバーでは動的なクライアント登録に対応していないため、Claude Code から OAuth 連携を行うための認証情報を個別に指定する手段が不足していました。

変更後

MCP サーバー追加時にコマンドライン引数から直接クライアント ID とシークレットを渡せるようになりました。これにより、事前登録が必要な外部サービスとの連携設定がスムーズに行えます。

ユーザーへの恩恵

手動での複雑な認証設定ファイル編集が不要になり、Slack などの主要な外部ツールを Claude Code のエコシステムへより簡単かつ安全に統合できるようになります。

関連ドキュメント

Added
現在のセッションのトラブルシューティングを支援するために、Claudeが利用できる/debugコマンドを追加しました。
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Added /debug for Claude to help troubleshoot the current session

変更前

これまでは、Claude Codeのセッション中に問題が発生した場合、Claude自身がその状況を詳しく調査したり、デバッグ情報を取得したりする直接的な方法がありませんでした。ユーザーは手動でデバッグツールを実行したり、状況をClaudeに説明したりする必要がありました。

変更後

Claudeは`/debug`コマンドを使用することで、現在のセッションに関するデバッグ情報を直接取得し、問題のトラブルシューティングに役立てることができるようになりました。例えば、プラグインのロード状況やフックの実行詳細などを、Claude自身が参照して分析できます。

ユーザーへの恩恵

これにより、Claudeが問題解決により自律的に取り組めるようになり、ユーザーはデバッグプロセスにおいてClaudeに頼れる場面が増えます。結果として、問題解決までの時間が短縮され、開発作業の効率が向上します。

関連ドキュメント

Added
読み取り専用モードにおける git log および git show の追加フラグ(--topo-order--cherry-pick--format--raw など)への対応
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Added support for additional git log and git show flags in read-only mode (e.g., --topo-order, --cherry-pick, --format, --raw)

変更前

読み取り専用モードで Claude が Git 履歴を調査する際、使用できるフラグが制限されていたため、複雑なコミットグラフの解析や特定のフォーマットでの情報取得が困難でした。

変更後

トポロジカル順での表示やチェリーピックの追跡、カスタムフォーマット出力などの高度な Git フラグが利用可能になり、Claude がより詳細にリポジトリの文脈を把握できるようになりました。

ユーザーへの恩恵

複雑なブランチ構造を持つプロジェクトでも、Claude がコミットの前後関係や変更内容を正確に理解できるため、より的確なコード解析やバグ調査の結果が得られます。

Added
タスクツールの結果にトークン数、ツールの使用、および期間のメトリクスを追加しました
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Added token count, tool uses, and duration metrics to Task tool results
Added
モーション低減モードを設定に追加しました
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Added reduced motion mode to the config
Improved
--resume コマンドのメモリ使用量を改善しました(多くのセッションを持つユーザーの場合、68%削減)。セッションインデックスを軽量な統計ベースのロードと段階的なエンリッチメントに置き換えたことによるものです。
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Improved memory usage for --resume (68% reduction for users with many sessions) by replacing the session index with lightweight stat-based loading and progressive enrichment

変更前

多くの会話セッションを持つユーザーが `claude --resume` コマンドを使用してセッションを選択しようとすると、全セッションのインデックスをロードするために多くのメモリが消費されていました。これにより、特に大量のセッションを扱っている場合に、ツールの動作が遅くなったり、リソースを多く消費したりする可能性がありました。

変更後

`claude --resume` を使用する際のメモリフットプリントが大幅に削減されました。セッションインデックス全体を一度にロードする代わりに、軽量な統計情報からセッションを読み込み、必要に応じて詳細情報を段階的に取得するようになりました。

ユーザーへの恩恵

これにより、特に過去に多くの会話をしていたユーザーは、`claude --resume` でセッションを高速かつスムーズに選択できるようになります。メモリ使用量が削減されることで、Claude Code の全体的なパフォーマンスが向上し、より快適な開発体験が得られます。

Improved
一般的な「タスクが停止しました」メッセージの代わりに、結果行に停止したコマンド/タスクの説明を表示するように「TaskStop」ツールを改善しました。
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Improved TaskStop tool to display the stopped command/task description in the result line instead of a generic "Task stopped" message
Changed
キューに入れられるのではなく、すぐに実行されるように /model を変更しました
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Changed /model to execute immediately instead of being queued
Changed
[VSCode] 質問ダイアログの「その他」テキスト入力に複数行入力サポートを追加しました (新しい行には Shift+Enter を使用します)
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[VSCode] Added multiline input support to the "Other" text input in question dialogs (use Shift+Enter for new lines)
Changed
[VSCode] 新しい会話を開始するときにセッション リストに表示される重複セッションを修正しました
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[VSCode] Fixed duplicate sessions appearing in the session list when starting a new conversation
Fixed
APIとの対話履歴に、実体のない「(no content)」というテキストブロックが含まれてしまう問題を修正。これによりトークンの浪費とモデルの混乱を解消しました。
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Fixed phantom "(no content)" text blocks appearing in API conversation history, reducing token waste and potential model confusion

変更前

Claude Codeとのやり取りにおいて、APIの履歴データ内に内容が空の「(no content)」という不要なブロックが生成されていました。これにより、AIが本来不要な情報を処理することになり、精度やパフォーマンスに悪影響を与える可能性がありました。

変更後

不要なテキストブロックが履歴に含まれないように修正され、純粋な対話内容のみがモデルに送信されるようになりました。

ユーザーへの恩恵

無駄なトークン消費が抑えられるため、APIコストの削減に繋がります。また、AIにノイズが混じらなくなることで、より正確で意図に沿った回答が得やすくなります。

Fixed
ツールの説明または入力スキーマが変更された場合、ツール名が変更された場合のみ、プロンプト キャッシュが正しく無効にならない問題を修正しました。
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Fixed prompt cache not correctly invalidating when tool descriptions or input schemas changed, only when tool names changed
Fixed
思考ブロックを含む会話中に/login実行後に発生する可能性があった400エラーを修正しました。
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Fixed 400 errors that could occur after running /login when the conversation contained thinking blocks

変更前

Bedrockなどのサードパーティ認証を使用している場合、思考ブロック(Claude Codeが解決策を検討している内部プロセス)を含むチャットセッション中に`/login`コマンドを実行すると、HTTP 400エラーが発生し、ログインプロセスが中断されていました。これにより、ユーザーは認証状態を更新したり、アカウントを切り替えたりすることができませんでした。

変更後

思考ブロックを含む会話中でも、`/login`コマンドを問題なく実行できるようになりました。これにより、Bedrockなどのサードパーティ認証を利用している場合でも、チャットセッションの途中でスムーズに再認証やアカウント切り替えが可能になります。

ユーザーへの恩恵

あなたは、Claude Codeとの会話中に不意にログイン関連のエラーに遭遇することなく、より安定して作業を進められるようになります。認証の更新やアカウントの切り替えが必要になった際も、作業の流れを中断することなく、スムーズに対応できるようになります。

Fixed
parentUuid サイクルを含む破損したトランスクリプト ファイルでセッションを再開するときのハングを修正しました
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Fixed a hang when resuming sessions with corrupted transcript files containing parentUuid cycles
Fixed
追加使用が利用できない場合に、最大 20 倍のユーザーに対して誤った「/upgrade」提案を表示するレート制限メッセージを修正しました
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Fixed rate limit message showing incorrect "/upgrade" suggestion for Max 20x users when extra-usage is unavailable
Fixed
アクティブに入力しているときにフォーカスを奪う許可ダイアログを修正しました
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Fixed permission dialogs stealing focus while actively typing
Fixed
サブエージェントが共有アプリケーションの状態に同期されていないため、SDK が提供する MCP ツールにアクセスできない問題を修正
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Fixed subagents not being able to access SDK-provided MCP tools because they were not synced to the shared application state

関連ドキュメント

Fixed
Windows環境の.bashrcファイルが存在する場合にbashコマンドが実行できない不具合を修正
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Fixed a regression where Windows users with a .bashrc file could not run bash commands

変更前

Windows環境で`.bashrc`ファイルがホームディレクトリに存在すると、Claude Codeがbashコマンドを実行できなくなる不具合がありました。これにより、開発者は環境設定やスクリプト実行に支障をきたしていました。

変更後

Windows環境で`.bashrc`ファイルが存在する場合でも、bashコマンドが正常に実行できるようになりました。Claude Codeは、このファイルが原因でbashコマンドの実行がブロックされることを防ぐように修正されました。

ユーザーへの恩恵

Windowsユーザーは、`.bashrc`ファイルの設定を維持したまま、Claude Codeでbashコマンドを問題なく実行できるようになり、開発環境の構築やスクリプトの利用がスムーズになります。